特別お題「青春の一冊」っていうと『ノルウェイの森』になってしまう僕。
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
一番、面白かった本とか影響を受けた本だとすれば違うものになるけれど、「青春の一冊」となればやっぱり村上春樹著の『ノルウェイの森』になってしまいます。
"なってしまいます"と書いたのは、たぶん今の僕(1986年生まれ今年30歳になります。現時点ではまだ29歳ですが大声!)が初見で『ノルウェイの森』を読んだとしたら、
「なにいってんだ!このメンヘラくそ野郎!つべこべ言わず、クソして寝ろ!」
と思ってしまうだろうからです。
『ノルウェイの森』を初めて読んだのは大学1年生のとき、人文学だかフランス語だかなんかの授業で村上春樹のことをやっていて、そういえば読んだことねえなあと思い手に取ったのがキッカケです。
当時の僕は大学生特有の"パーリーピーポー"ノリについていけず、あれ?大学ってクソつまんねえじゃん?って思っている少年でした。
学食でもゼミでも授業でも飲み会やサークルでもみんな一緒でワイワイ。
大学生サイコ~!!ヒュー!!みたいな人と一緒にヒュー!!とやるヒュー!!がうまくできない学生でした。
そんな時に読んだ『ノルウェイの森』の主人公"僕(ワタナベ)"に少なからず共感してしまい、読み終わった後にまた最初から読み直す、"二度読み"を初めてした記念すべき作品です。
あまりにも有名な作品ですが、まだ読んだことがない人の為に詳しい内容は伏せます。
もしこのブログを読んでいる大学生1~2年生以下の人で『ノルウェイの森』を読んだことがない人は是非読んでおいて欲しいと思います。
今の気持ちを忘れないために。
もしこのブログを読んでいる25歳以上で会社の不条理や世の中の矛盾にムカつくことが少なくなってきた人で、『ノルウェイの森』を学生時代に読んだって人は、もう一度読み返してみて下さい。
当時の気持ちを思い出します。
青春って年をとった今はとても、華やかでキラキラしていたなあと思います。 人間の記憶って便利なもので楽しい思い出の方が強く残るんですよね。
でも実際には青春っていう時代ほど、悩み苦しんだ時期ってないと思います。
それを忘れないために、その時に読んだ小説とか、音楽とか映画とかを覚えておくと
大人になって、それらにふれた時、忘れていたことを思い出すんですよね。
さて、ブックオフに売り払ってないことを祈りつつ、本棚から『ノルウェイの森』を探すとします。
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ちなみにこんなブログも書いています。